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マイジャーナル / 2003年5月〜6月
北海道ツアー〜菅平ジャズフェスティバル
Hokkaido私の新しいアルバムのプロモーションツアーが北海道で行われ、4月はあっという間に過ぎていきました。こじんまりとした空間で、いずれも素晴らしいライブを行うことができました。今回は、ピアノとウッドベースというユニットで、ということでしたので、こんなときには大石 学と佐藤慎一はなくてはならない存在です。新しいCDの内容を考えると、この組み合わせはちょっとした挑戦でしたが、予想通り、最高のパフォーマンスを繰り広げてくれました。ドラムがいない分、緊張感もありましたが、人の音が見事に調和し、また新たな音楽のレベルへと飛躍したように思います。ご来場いただき、会場をいっぱいにしてくださった皆様と、特に旭川の宮越さん、ビーン中島さんには心から感謝申し上げます。最初のステージは、札幌の“Live & Bar Coo”というしゃれたライブハウスで、ジャズを愛する熱狂的なお客様を前に演奏しました。大石と佐藤は美しい音を奏で、その素晴らしい演奏に誘われるかのように、客席からは歓声が上がり、口笛が鳴りました。この夜は、きっと皆さんが酔いしれてくださったことでしょう。旭川では“Take Five”という、また違った趣のあるクラブでライブを行いました。ここは長い歴史を持つクラブで、ジャズの偉大な支援者でもあるのです。自らサックスも演奏するオーナー、長坂さんは、音楽のためにあらゆる努力を惜しまない人物として、当地では有名です。

Jazz Fool最後に訪れた北見も最高でした。“Jazz Fool”というホテル・ライブハウスで演奏しましたが、ここにも最高のお客様が集まってくださいました。私が最初に北見を訪れたのは1997年で、そのときは市制100周年の記念イベントでした。クラブの壁に貼られた写真を見たとき、ふとそのときの楽しかった時間を思い出しました。マネージャーの紺野さんは、会場をいっぱいにしてくれることを約束してくれました。肘と肘を合わせ、かろうじて息ができるほどの間隔で座ってくださったお客様と親しくなり、演奏の合間には打ち解けた、愉快な雰囲気に浸ることができましたし、お客様も私たちも、とても幸せな気分とすばらしい経験を味わいました。

下旬には、名古屋の“Jazz Inn Lovely”で、私のニューアルバムを紹介する機会に恵まれました。この時は、大石、グレッグ、そしてセシルと、私のお気に入りのトリオでした。このグループとは、最も多くの機会を共有してきましたが、彼ら3人と共に演奏するたびに、刺激を受け、音楽の限りない可能性を感じます。音楽における、情緒、表現力、情熱、自発性、真剣さ、強弱、自由さ、そしてバランスといったものがすべて引き出されるのです。

5月のハイライトは、渋谷の“JZ Brat”で行われた「Latin Funk and Jazz」です。このGIGのために組まれた特別なグループは、大石 学(p)、納 浩一(b)、平井 景(ds)、そして素晴らしいホーンセクションは藤陵雅裕(sax) 率いる、中路英明(tb)と佐々木 史郎(tp)のメンバー。ほとんどが私のアルバムからの曲でしたが、ノスタルジックな“Swing My Way”“Rainbow Colors”なども織り交ぜてお届けしました。このバンドとのパフォーマンスは刺激的で、強力なホーンセクションに引っ張られ、私も力を出し切って歌いました。その夜は、本当にすばらしい時を過ごしました。お客様にもきっとご満足いただけたと思います。

6月の“TUC”でのGIGも忘れることができません。大石 学(p)、グレッグ・リー(b)、トミー・キャンベル(ds)、そしてゲストに五十嵐 一生(tp)を迎えました。トミーによって引き出されたさまざまなテンポの数々に、スリル満点の旋律が重なり合い、味わいたっぷりの即興が生まれたのです。一生は新しい色を塗るように、美しいトランペットを披露してくれました。一曲一曲の演奏を通してその色は重なり合い、そして1人ひとりの個性が見事に調和し、完璧で満足のいく演奏となりました。

さらに2つのGIGを付け加えておきましょう。所沢の“Ad-lib”と、水戸の“Girl Talk”でも、ライブを行いました。どちらも歴史のあるクラブですが、とてもモダンでジャズファンに良い音楽を届けるべく日々力を注いでいるようです。ここでは続木 徹(p)、納 浩一(b)のデュオをバックに満員のお客様と楽しい時間を過ごすことができました。

さて、“Body and Soul”のライブでのメンバーは、大石 学(p)、コモブチ キイチロウ(b)、藤陵 雅裕(sax)、鶴谷 智生(ds)で、まるで湯気が立つようなアツイ演奏となりました。それぞれのメンバーが奏でる素晴らしい音色は自然と最高潮に達しました。当日はピアニストとしても作曲家としても有名なオーストラリアのAlan Zabodが飛入りで参加しましたが、大石との共演もすばらしい演奏となりました。

6月も終わりに近づく頃、長野県の菅平ジャズフェスティバルにゲストとして参加する機会に恵まれました。このイベントのプロデューサーは、地元のホテル・マッキンレーのオーナーでありギタリストの流石さん。日本中の多くの場所で、音楽を演奏できるのも彼らのような方々のおかげなのです。今回のイベントも大きな成功を収めましたが、流石さんの、伝統と芸術を守り続ける努力に、私は敬意を表します。

最高に暑くてファンキーな7月…それはお祭期間でもありますよね。また野外でのスペシャルGIGなどで、皆さんとお目にかかりたいと心から願っています。どうか私のライブスケジュールをぜひご覧ください。またお目にかかれることを楽しみにしています。
 
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